これは2024年5月に筆者が受験したグロービス社のGMAP-CT(ライト版)の受験の経験を元に、試験内容から実際に行った試験対策について記録した内容です。
近年では昇格試験に外部テストを活用する企業が増えている様子ですが、 筆者も同じようにこの試験を受ける機会に恵まれました。 当初「資格試験のように対策すれば何とかなるだろう」と軽く考えていたものの、そこには大きな壁が立ちはだかっていました。
まず、GMAP CT ライト版にはテキストと呼べる書籍がありません。 資格試験で定番の過去問題集もなく、全体的な出題傾向もわかりません。 そして何割取れたら合格かのボーダーラインすらわかりません。 資格試験とは異なり対策が非常に困難で、頼れるのは経験者の口コミくらいです。 また著者が受験した際には事前情報がほぼなく、実質テスト対策できたのは二週間程しかありません。 おまけに家庭も仕事も待ってはくれないので、勉強時間が十分にとれるわけでもありません。
そんな絶望的な状況でもなんとか合格し、無事昇格することが出来ました。 なお著者が勤める会社では発表時に400点以上合格、500点以上目標との解説がありましたが、 獲得点数は520点と及第点を頂いています。
一人でも多くの方がこのテストに合格出来るように、また自分の備忘録としても役立たせるためこの内容を作成しました。 筆者が得た経験を是非活かして、これを読む皆様がより良い結果を得られるよう祈っています。
■概要
① GMAP-CT ライト版とは ② GMAP-CT ライト版のテスト形式 ③ 出題内容[約2,300字] ④ 勉強期間 ⑤ 勉強内容(おすすめの参考書やWEBサイト)[約1,800字] ⑥ 参考にしたWEBサイト・ブログ ⑦ 所感[約1,000字]
① GMAP-CT ライト版とは
まず、GMAPとはグロービス社という人材育成や企業内研修を提供している企業の能力測定テストの名称です。 企業の採用活動や昇格テストに利用されており、過去55万人の受験者との比較によって受験者の能力測定が出来るという商品になっています。 グロービス社HPではGMAPについて「試験対策が難しく、不正受験を防止できる」ことを特徴として謳っており、その人自身の能力を試される試験内容になっています。
GMAPには、CT編(クリティカルシンキング)とBF編(ビジネス・フレームワーク)の2種類があります。 CT編では主に考える力・論理思考を、BF編では経営知識・マネジメントスキルを測定する内容になっています。 CT編ではさらに、「通常版」と「ライト版」に分かれており、 「通常版」は実施時間が110分、問題数が48問、 「ライト版」は実施時間が60分、問題数が30問の内容となります。 筆者はそのうちのCT編ライト版を受験し、こちらに内容をまとめました。
② GMAP-CT ライト版のテスト形式
テスト形式はテストセンター受験とWEB受験(AI監督型、集合型)、マークシート受験の3種類です。
(1) 受験形式 筆者は集合受験にて臨んだため、そちらの内容での解説となります。 集合受験では事前に担当者から案内のあった時間、場所にて試験が実施しました。
(2)持ち物 社内試験だったため、持ち物は会社支給のパソコンと、筆記用具(シャーペン、鉛筆、消しゴム)、電卓でした。 筆記用具はシャーペン、鉛筆との指定でしたが、回答がWEBテスト形式で、筆記用具の用途は自身のメモとして使う為だけであったため、フリクションやボールペンも使用可能でした。 おそらくマークシート受験やテストセンター受験の場合は異なると思うので注意が必要です。 会場ではメモ用紙(A4白紙1枚)のみが用意されていました。 またメモ用紙はテスト終了後に全て回収されました。
(3)テストの実施内容 CT ライト版は先に記載した通り実施時間は60分、設問数は30問です。 実際はWEB画面のログインの説明からチュートリアルの操作、事前アンケートの回答などの指示があったため、テスト開始まで10-15分かかりました。 WEB受験ではPC画面上の問題文およびグラフ等を読み解きつつ、全て4択の選択式です。 回答ページには「後で見直す」といったボタンがあるため、マークしておくことで回答後に見直すことが可能です。 未回答の問題も一覧で確認できるため、グラフ1つにつき設問1つかと思ったら2つあり空欄のままにしてしまった、というようなミスは防ぎやすくなっていました。 文字サイズを調整する機能があり、「極小(最小)」設定がおすすめです。 1つのページの左右に左:設問・グラフ、右:問題文・選択肢、というデザインの内容があるのですが、縮尺調整が出来ないためグラフと選択肢を一度に見るには文字サイズを調整すると良いと思います。
③ 出題内容
(1)テストの構成とその意図
GMAP-CT編では、 ・理解力(データ理解、文書理解、論理構造把握) ・論理的思考力/判断力(数学的判断推理、論証1、論証2) という2つの構造に分けて能力測定を行っています。
・理解力で測られるもの データ理解:図表データを読み取り、そこから何が言えるかを正しく理解する力を測定します。 文章理解:文章の意味や繋がり、置かれている前提を把握し、全体の論旨を正しく理解する力を測定します。 論理構造把握:複数の情報や条件のお互いの関係を整理する力を測定します。 ・論理的思考力/判断力で測られるもの 数学的判断推理:複数の情報や条件を組み合わせ、言える事・言えない事を整理する力を測定します。 論証1:文章から論理的に妥当な仮説を抽出し、検証点を明らかにする力を測定します。 論証2:図表から論理的に妥当な仮説を抽出し、検証点を明らかにする力を測定します。